水の危険から守る! 小さな子どもがいる家庭にはどんな浴室ドアがいい?
水の危険から守る! 小さな子どもがいる家庭にはどんな浴室ドアがいい?
一人で歩くようになって行動範囲が広がった子どもは、いろいろなことに興味津々です。
ママやパパがちょっと目を話した隙に家の中の探検を始めます。
安全に遊んでくれればいいのですが、家の中には小さな子どもにとって危険な場所もたくさん。
中でも、とくに注意が必要なのが「浴室」です。浴室の床は滑りやすかったり、水が溜まっていたりと危険がたくさんあります。
子どもの安全を守るためには、「浴室ドア」に工夫をしておくことが大切です。
そこで今回は、小さな子どもがいる家庭の浴室ドアの選び方や安全措置をご紹介します。
子どもが開けやすい引き戸の浴室ドアは避けよう
横にスライドさせて開閉する引き戸は、開け閉めの際のスペースが必要なく、出入り口も広くなるため浴室ドアの中でも人気です。
力を入れなくてもスムーズに開閉できるため、出入りしやすいのも魅力です。
しかし、開閉がスムーズにできるからこそ、小さな子どものいる家庭では注意が必要になります。
子どもの弱い力でも引き戸であれば開閉できるため、簡単に浴室内に入られてしまうのです。
たまたま浴槽の中に水を溜めていたり、シャワーで遊ばれたりすると水の危険があるので要注意です。
引き戸は見た目もスタイリッシュなものが多く、大人にとってはメリットが大きいですが、小さな子どもがいる家庭では避けておいたほうが無難といえます。
子どもが開閉しにくい折り戸を選ぼう
開き戸よりも開閉スペースが少なく、浴室と脱衣所ともに広々と使える折り戸。
開き戸や引き戸などと比べると、開閉するときに少々手間が必要になりますが、これこそ小さな子どもがいる家庭には嬉しいポイントといえます。
折り戸は一度手前に引いてから押し戻して開くという複雑な構造になっているため、小さな子どもはなかなか開くことができません。
ある程度の力がないと開かないところも小さな子どもには開閉が難しいポイントです。
業者に依頼をすれば浴室ドアのリフォームはすぐに終わるので、子どもの安全を守るためにも折り戸に変えると安心でしょう。
両面鍵つきの浴室ドアを選ぼう
安全性とともに使いやすさやスタイリッシュさも必要と考えるのであれば、鍵つきの浴室ドアを選ぶという方法もあります。
常に施錠をしておくことで、子どもがドアに触っても開くことはありません。
ただし、浴室の内側からしか鍵が掛けられないタイプではNGです。
これでは浴室内にいない限り施錠ができない上、万が一子どもが浴室内に入ったとき、内側から鍵を掛けられてしまう可能性があります。
浴室内にいないときでもドアを施錠できるよう、浴室と脱衣所の両側から鍵を掛けられるタイプのドアを選びましょう。
子どもの興味が広がっていろいろなことができるようになると親としては嬉しいものですが、その分危険が増えるためきちんと備えておかなければなりません。
水回りの事故を防ぐためにも、浴室ドアのリフォームをご検討してみてください。