引き戸にこだわって生活を充実させよう
最近は自宅のちょっとした大工仕事が人気
自宅の雰囲気や仕様を自分好みに変えたい、という指向が現在高まっています。一般では長く日曜大工と呼ばれていたのが、「Do It Yourself」略して「DIY」と表現されるようになりました。また男性だけではなく、女性でも気軽に取り組むようになりつつあります。普段自宅で過ごす時間が長い主婦の方であればこそ、自宅の環境についてあれこれ理想があり、変化させたいという気持ちを抱いている方が多いのではないでしょうか。キッチンをカフェ風にアレンジしたり、リビングや収納スペースを自分たちの使いやすいように変えたりするなど、楽しみながら取り組んでいる方が増えています。材料からこだわって自分の目的に合ったものを自分の手で作り上げるのはとても楽しく、魅力的な時間です。大工作業だからといって女性が取り組めない、という感覚はもはや過去のことになりました。逆に自分の趣味に合ったおしゃれな家具やお部屋にする、という気持ちは女性の気持ちを刺激します。
また色塗りの作業やデコレーションの作業がある、というのも女性のDIY人気が高まっているポイントと言えるでしょう。色や装飾で気分が高まるのは女性の感覚ならではです。そのポイントと大工仕事が融合して今人気が高まってきているのでしょう。
今やインターネットを駆使すれば材料や塗料、パーツを手に入れることができるのもブームの助けとなっています。既製品でもそんな要望に応えてデザインを細かく選べる商品が増えてきました。ドアや扉をまずは商品から選んで変更してみるのも、自宅の雰囲気を変えるきっかけになるかもしれません。DIYはレベルが高くて手が出せない、という方でも既製品であれば安心です。
室内と外との境界線にこだわろう
お部屋の中でも印象を左右するポイントがお部屋の中と外の境界線、つまり扉の部分です。前後にオープンする扉もあればアコーディオンドアのようにコンパクトさを重視しているもの、引き戸のようにスペースを必要としないタイプのものまで幅広くあります。この扉が変わるだけでがらりとお部屋の印象は変わるものです。逆に言えば、いろいろな部分を自分の手でおしゃれに変化させてこだわっているにもかかわらず、扉が雰囲気をちぐはぐにしてしまう可能性もあるということです。せっかくのおしゃれな空間も扉のちぐはぐさが台無しにしていては努力の甲斐がありません。そんなときには思い切って扉を自分の手で変えてしまうのもひとつの方法です。カフェ風のキッチンにしたい場合、やっぱりお部屋の境界線もその雰囲気を壊さないようにアンティーク調にしたいと思うものでしょう。またおしゃれな寝室に変更したい場合にはクローゼットやお部屋の出入り口もシックに変更したくなることでしょう。そうした場合、扉の工事が必要になります。しかしながらあまり大規模な変更ではなく、あくまでも自分のできる範囲で実現したいとも思うのではないでしょうか。扉や引き戸などは、重くなり過ぎず生活するのに支障がないことが大切なポイントです。見た目にこだわりすぎて素材を選んでしまうといざ使う時に重たくて不便になるという可能性もあります。使用時にどの程度力が必要になるのかを考えておきましょう。
既製品を用いれば全体の設計はきちんと考えられているので安心です。そこからちょっとした工夫と組み合わせてデコレーションを楽しむのもひとつの方法です。スタートは既製品からであれば技術のレベルの高さも必要ないのでおすすめです。
スムーズな引き戸でストレスを解消
出入り口やお部屋の境界線を変更したい場合、自分で手作りできる部分と業者に任せて発注したほうがよい部分を見極めておくことが大切です。扉部分は自作できても、サッシや枠の部分は自宅そのものを守り、断熱や防音のためにしっかりとした製品を用いることをおすすめします。いくら見た目をおしゃれにしても機能的に隙間ができてお部屋の温度が保てなかったり、虫が出入りするようになったりしては意味がありません。また、きちんとした製品を用いるとドアの動きや引き戸の動きがスムーズになるのも大きなポイントです。窓やサッシは特に開け閉めがスムーズであることに越したことはありません。風通しを良くしたり、防虫や防犯のためにもしっかりとした既製品を用いたりすることも考慮しておきましょう。
業者によってはDIY向けのサッシや引き戸、またDIYしたお部屋に合うような細かいデザインにも対応できるドアや引き戸が用意されています。色味やデザインを細かく選べれば、自分の理想とする雰囲気を壊さない扉も作ることができるでしょう。何よりも既製品だからこそのスムーズさ、開け閉めの快適さは欠かせないメリットです。そうした既製品をインターネットや雑誌で探してみてはどうでしょうか。きっとDIYと既製品を組み合わせて満足度の高いお部屋作りができます。