トイレドアを引き戸にリフォームするメリット4つ
トイレのドアには、手前に引いたり奥に押したりして開ける「開き戸」が使われることが多いですよね。しかし、近年はトイレのドアに「引き戸」を採用するご家庭も増えています。トイレのドアを引き戸にリフォームすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、トイレのドアを引き戸にリフォームするメリットを4つご紹介します。トイレリフォームの際の参考としてご覧ください。
どれも開き戸にはないメリットですので、順にチェックしてみましょう。
今回は、トイレのドアを引き戸にリフォームするメリットを4つご紹介します。トイレリフォームの際の参考としてご覧ください。
トイレを引き戸にするとどのようなメリットがある?
トイレのドアを引き戸にリフォームするメリットには以下の4つが挙げられます。どれも開き戸にはないメリットですので、順にチェックしてみましょう。
トイレの内と外のスペースを有効活用できる
開き戸は外開きであれば廊下側に、内開きであればトイレ内に“開閉時にドアを動かすためのスペース”が必要になります。このドアの動線上に物を置くと、開け閉めが困難になってしまうのです。引き戸で必要になるのは、壁の外側または内部などの引き込みスペースのみです。ドアの前後にデッドスペースが生まれないので、狭いトイレでも空間を有効活用することができます。
車椅子の方、体の不自由な方でも開閉がしやすい
車椅子の方や体の不自由な方にとって、前後に開け閉めをする開き戸はとても不便に感じます。例えば外開きの場合は廊下側にドアを引く形になり、ドアを避けないといけないからです。いっぽう、引き戸の場合は左右にスライドさせる仕組みなので、開け閉めがかんたんにできます。バリアフリーの観点から見ても、引き戸は安全かつ安心して利用できるでしょう。
小さなお子さんがいるご家庭にも便利
小さなお子さんがいるご家庭は、トイレのドアを引き戸にすると便利です。例えばトイレトレーニングのときは、親がトイレの入り口で待機してサポートすることも多いですよね。このときドアを開けっ放しにしておく必要があるのですが、その間ドアがどうしても邪魔になってしまいます。
引き戸であれば、開けっ放しにしていても邪魔になることはありません。
閉じ込めやケガの危険性が少ない
外開きのドアは外に置いておいたものが邪魔になり、中に閉じ込められてしまうケースがまれにあります。また内開きのドアは、トイレを使用していた人がトイレ内で倒れてしまうと、ドアが開かなくなる恐れも。引き戸は開閉時にドアの内外の影響を受けませんので、もしものときでもすぐ助けることができます。また、ドアを勢いよく開けたときに廊下を歩いていた人に当たる……といったケガも防げます。
トイレの引き戸の種類やリフォームの際の注意点
引き戸には「吊り戸(アウトセット)タイプ」「引き込みタイプ」などがあります。 このうち吊り戸は、引き戸の引き込みスペースさえ確保できれば上下にレールを取り付けるだけなので、リフォームが簡単です。引き込みタイプは壁の内部に引き込みスペースを作るため、デッドスペースが少ないのがメリットです。どちらを選ぶかは間取り次第ですが、間取りによっては引き戸にリフォームすることができない場合もあります。たとえばトイレの左右に階段や洗面所のドアがあり、奥に長細い構造をしている……というようなトイレでは、引き戸の引き込みスペースがないためリフォームが難しいでしょう。
トイレの利便性を考えるなら、引き戸へのリフォームを検討してみよう
前後のスペースが有効活用でき、軽い力で開け閉めができる引き戸。高齢のご家族がいらっしゃるご家庭はもちろん、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。
リフォームを希望しているトイレが引き戸にできるか心配な場合は、リフォーム業者に相談してみることをおすすめします。