アルミサッシがガタついてうるさい……ガタつきの改善方法とは？

長く家に住んでいると、窓のアルミサッシがガタつくことがあります。
こんなときはどう対処すればよいのでしょうか？
アルミサッシのガタつきは音がうるさいだけではなく、すきま風によって部屋が冷えてしまう原因となるので、早めに対策をしましょう。
今回の記事ではアルミサッシのガタつきの原因や、改善方法をご紹介します。

アルミサッシがガタつく！　その原因とは？

窓のアルミサッシは、長年使用していると少しずつガタつきが出るものです。
この原因としては、次のようなものが考えられます。

・窓枠が歪んでアルミサッシがうまくはまっていない
・アルミサッシやサッシを受ける溝に、たくさんのゴミやほこりが溜まっている
・アルミサッシの戸車という部品がゆるみ、バランスが崩れて傾いている

これらの理由のうち、窓枠の歪みに関しては自分で直すのは難しいので、専門業者に直してもらうことをおすすめします。
残りの2つの原因に関しては、自分でも改善が可能です。

アルミサッシのガタつき……改善する方法を知ろう！

「ゴミやホコリが原因のガタつき」の改善方法

アルミサッシにゴミやホコリが詰まっているのが原因であれば、きれいに掃除をして取り除くことでガタつきが改善されます。
このとき、ゴミが溜まりやすい戸車やレール部分を重点的に掃除するとよいでしょう。
ゴミやホコリが原因の場合はガタつきもそれほどひどくないことが多いので、気がついたときに掃除をするように心掛けてください。

「戸車が原因のガタつき」の改善方法

戸車はアルミサッシ下部にある部品で、サッシの滑りを良くし、スムーズに開閉できるようにするために取り付けられています。
アルミサッシについている戸車の高さがズレて傾き、上下の高さが合わなくなるとガタつきが起きるのです。

戸車の高さ調節は、ドライバーを使用しますので用意しておきましょう。
また、戸車の近くには戸車調整ネジのほかに、サッシ固定用のネジもついていることが多いです。
サッシの形状や製造会社によってネジの位置が異なりますので、まずはご自宅のアルミサッシのネジ位置や形状を確認してから行うことが大切です。

ガタつきを解決するためには、まずサッシの上下を見て、どちらにすき間があるかを確認しましょう。
それからアルミサッシの下側にある、戸車の高さを調節するネジをドライバーで回していきます。
このとき時計回りに回すとサッシが上がり、反時計回りに回すと下がります。
アルミサッシが水平になり、スムーズに開閉できるようになれば完了です。それでも改善しない場合は、潤滑油を差して様子をみてくださいね。
この方法で改善しない場合は、専門業者に相談してみましょう。
サッシの状態によっては戸車の交換が必要な場合もあります。

うるさいガタつき音とさよなら！　サッシのガタつきには早めの対処を

アルミサッシのガタつきは音がうるさいだけではなく、開閉がスムーズにいかなくなったり冷たいすきま風で部屋が寒くなってしまったりと、日常でさまざまな不便を感じる原因になります。
さらに、ガタつきが残っているまま窓の開閉を続けることで、窓枠そのものの歪みや破損につながる恐れもあるのです。
ガタつきに気付いたら早めに原因を探り、適切な対処を行いましょう。