真夏の暑さに備えよう! アルミサッシの断熱性を高める方法とは?
アルミサッシが重い! サッシが滑らないときに考えられる原因と対処法
「夏場に室内の温度が上がりやすい」
「冷房を使ってもなかなか部屋が冷えない」
その原因は、もしかするとアルミサッシにあるかもしれません。
アルミサッシは断熱性が低いため、窓から熱風が侵入して冷房効率が下がることもあるものです。
そこでこの記事では、暑い夏を快適に過ごすための、アルミサッシの断熱性の高め方についてご紹介いたします。
アルミサッシは熱を伝えやすい素材
「夏場に窓側が暑くなるのは仕方ない」とあきらめている方もいることでしょう。一般的な住居に使われているアルミサッシは、丈夫で長持ちする一方で断熱性が低いという難点もあります。
アルミはガラスに比べて200倍も熱を伝えやすい素材といわれています。
窓辺の気温が上がりやすい場合には、窓ガラスではなくアルミサッシが熱を伝えている可能性が高いといえるでしょう。
アルミサッシの断熱対策、どんな方法がある?
窓辺が暑くなるのを防いで冷房効率を上げるための方法はいろいろあります。窓ガラスに断熱フィルムを貼ったり、断熱性の高い窓ガラスに交換したりするのも効果的な方法です。
しかし、窓辺に熱がこもる原因がアルミサッシにある場合には、窓ガラスの断熱対策をしてもあまり効果はありません。
こういった場合には、アルミサッシ部分の断熱を検討する必要があります。
ここからは、アルミサッシの断熱対策について解説いたします。
1. アルミサッシに断熱シートを貼る
手軽に断熱効果を得たい方は、アルミサッシに貼るタイプの断熱フィルムや気泡緩衝材を取り入れてみましょう。断熱フィルムや気泡緩衝材はホームセンターやネットショップなどで手に入ります。
シート状のフィルムや緩衝材をサッシの大きさに合わせて切り、貼りつけるだけなのでお手軽ですね。
2. 内窓を設置するリフォームをする
窓の断熱性を高めるために内窓を取りつける方が増えています。既存の窓の内側に新たに窓を設置して二重窓にするリフォームならば、比較的簡単に施工が可能です。
二重窓にすれば断熱性能が高まる上、防音効果が高まり防犯対策にも役立つといったさまざまなメリットがあります。
3. アルミサッシを樹脂複合に交換する
アルミサッシは断熱性が低いため、実は海外の住宅ではあまり使われていません。海外の住宅の多くが、熱を伝えにくい樹脂複合のサッシを採用しています。窓のアルミサッシを樹脂サッシに交換すれば、気密性が高まり、熱も伝わりにくくなるのです。 樹脂製のアルミサッシをつけるリフォームの方法は、大きく分けて2つあります。
1つは既存のサッシごと樹脂製のものに交換する方法、もう1つは樹脂製の内窓をつけて二重窓にする方法です。
窓の形状や予算に合わせて、最適なリフォーム方法を選んでみましょう。 アルミサッシの断熱対策法はいくつもあるので、窓ガラスやサッシの形状に合わせて最適な対策をしてみましょう。
万全の断熱対策をしておけば窓辺が暑くなりにくく、冷房効率も高まります。
快適な夏を過ごしたい方は、アルミサッシの断熱性を高めるリフォームを検討するのがおすすめです。