死角になりやすい窓に! 防犯対策に活用したい面格子の種類
死角になりやすい窓に! 防犯対策に活用したい面格子の種類
家人が留守の間に家へ忍び込む“空き巣”や、家人が眠っている間に侵入する“忍び込み”、家人の在宅中に人のいない部屋に侵入する“居空き”、住居に侵入して金品を盗む犯罪を“侵入窃盗”と言います。
侵入窃盗による被害は年々減少傾向にあるものの、決して少なくはありません。
警察庁によると、平成27年度に発生した侵入窃盗は認知されているだけでも約8万6000件に上ります。
泥棒の主な侵入口は無施錠の窓や玄関など。しかし、意識して施錠していても、窓ガラスの場合はガラスを割って侵入されてしまう可能性があります。
泥棒の窓からの侵入を防ぐためには一体どのような対策を行えば良いのでしょうか?
今回は、防犯のために覚えておきたい「面格子」の種類をご紹介します。
死角になる窓には面格子を!
ベランダなどの大きな窓は、防犯を意識して施錠を徹底したり、強化ガラスに替えたりしているご家庭も多いですよね。
一方で、お風呂やキッチン、トイレなどの比較的小さな窓は防犯意識が薄れがち。
しかし、これらの小さな窓は家の死角に取り付けられることが多いため、泥棒からすれば格好の狙い目となってしまいます。
そこで、こういった窓の防犯対策として取り付けられているのが「面格子」です。
場所に合わせて使い分けたい! 面格子の種類
面格子とは、縦・横格子、または井桁、クロス状にバーを組み合わせた建材で、主に窓の外側に取り付けます。
用いられる素材はアルミやステンレス、鋳物など。
アルミやステンレスの素材感そのままのものから、和風・洋風・木目調などさまざまな種類のものあり、家のデザインや窓の場所に合わせて好みのものを選ぶことができます。
無骨なイメージのある面格子ですが、中には洋風の装飾が施されたお洒落なタイプもあるのです。
その他には、お風呂場やトイレなど、外からの視線が気になる窓におすすめの可動ルーバー型の面格子、外開きや滑り出し窓用の室内側に取り付けるタイプの面格子などもありますよ。
ビスなどを使って壁に直接取り付ける以外に、既存のサッシ枠を使って壁を傷つけずに取り付けられるものもあるため、賃貸住宅でも安心して取り付けることが可能です。
いかがでしたか?
侵入窃盗対策として窓に取り付けておきたい「面格子」の種類や特徴をご紹介しました。
ただし、たとえ面格子を取り付けていても、バールでへし折られてしまったり、力ずくで外されてしまったりする可能性がないとは言えません。
面格子の防犯効果をさらに高めるためには、防犯ガラスや防犯アラームなど組み合わせて使うのが良いとされています。
窓の場所やタイプに合わせて面格子の種類を使い分け、油断のない防犯対策で侵入窃盗による被害を防いでいきましょう。